先日、脳科学者の茂木健一郎氏がツイッターで、以下のようなことをつぶやいていました。
引用元:
「茂木健一郎(@kenichiromogi)さんの連続ツイート第534回「批判はいいけれど、自分の身体を張った現場感覚も必要だよね」」
しかし、その後、フォロワーからの問いかけに対しに対し、以下のような返信もしています。
奇しくも、先日大手メーカーに勤める友人と話をしていて、同じような話を聞きました。
社内でなにかを提案しようとすると、なにかにつけて「じゃあ裏付けをもってこい」と言われてる。
裏付けといっても、データの収集は容易ではありません。
誰もなしえなかったことだったり、あるいは実践しても外に出したくないノウハウだから、世の中に情報やデータがおいそれとあるわけはないのです。
なかなか裏付けが集められないと「あいつは口ばっかりで使えない」とまですら言われて、あまつさえ提案をやらせてもらえずモチベーションが下がっているのに、その上マイナス評価。
それはだれも提案しなくなるのは当たり前。
私がいくつかの企業とお仕事をさせていただいた経験からいうと、それは友人の会社に限ったことではないと思います。
私が、前の会社を辞めたのは、同じように会社を変えることの難しさをひしひしと感じたからです。
新卒で入社した会社は大手メーカーでした。
新人の私の目から見ても、私が所属していた組織は業績を伸ばすどころか維持することすらできず、疲弊していました。
大企業ですから、やりかたはまどろっこしく保守的です。
新人で生意気だった私としては、おかしいと声を大にして叫ぶわけですが、なにしろどうしたら課題を解決できるのか、その手段がわからない。
そもそもその課題は根本的な課題なのか、それを改善すればすべてがうまくいくようになるのかがわからない。
周りを見渡しても、製品・サービスのプロはいても、組織を変える方法を知っている人はいません。
私は、コンサルティングファームに転職し、そこで、いくつものプロジェクトに携わりました。
正しい課題抽出の仕方、その課題に対するソリューションの導き方、実践にあたって周囲の人を巻き込むマネジメントのあり方、異なる考え方を持った人とのディスカッションを有効にまとめ上げるための手腕。
私がコンサルティングファームで学んだことは、まさに会社を変えるためのフルパッケージであったと言えます。
とはいえ、個人のレベルで巻き込むことができる範囲はたかが知れているのが現実です。
どんなに高度なスキルを身につけても、個人が会社を変えることは容易ではありません。
そもそも、会社や特定の組織において個人がとりうる立場は、
さらに私個人の経験から言えば、改革がうまくいくための条件として
この成功の条件をそろえるためには、大企業の場合、トップダウンアプローチでなければ困難でしょう。
(ボトムアップ的に組織のピラミッドの下層の人間が、「周囲の人間の巻き込み」「組織横断的」「コミットメント」などの条件を揃えられるべくもありませんから。)
これが、ある程度組織のサイズが小さくなってくると、自分が4の条件さえ満たせば個人レベルでも会社を変えることは可能です。
自分の影響を及ぼすことができる範囲と会社(組織)の規模がニアリーイコールだからです。
したがって、タイトルにあるように、「個人が会社を変えることは可能か?」という問いに対しては、「限定的に可能」というのが結論です。
つまり、次の2つの選択肢のいずれか、です。
私は結局、選択肢Bを選ぼうとしています。
新卒で入社した会社を辞め、コンサルティングファームに転職することを決意した日の「会社を変えたい」という思い。
選択肢Aを選んで、ゆっくり時間をかけて会社を変えることよりも、自分の手の届く範囲で、会社や組織、社会を少しでも変革し、その新しい風をそよがせたい。
それが私の結論であり、茂木健一郎氏のいう「批評家」を脱して自分が「実践者」となるための私なりのやり方です。
引用元:
「茂木健一郎(@kenichiromogi)さんの連続ツイート第534回「批判はいいけれど、自分の身体を張った現場感覚も必要だよね」」
ツイッターのTLを見ていると、舌鋒鋭く批判している人がたくさんいるけれども、自分たちはどうかと振り返ってみることはあるのかな。批評家で済むのは日本の風土で、アメリカだったら、「お前やってみろよ」と言われる。日本のかくも長き停滞は、そのあたりに原因があるのかもしれません。
しかし、その後、フォロワーからの問いかけに対しに対し、以下のような返信もしています。
確かにそれもあるね。→批判したらやらせてもらえるチャンスがあるのがアメリカ。批判すると蓋をされて追いやられるのが日本。その差では?
奇しくも、先日大手メーカーに勤める友人と話をしていて、同じような話を聞きました。
社内でなにかを提案しようとすると、なにかにつけて「じゃあ裏付けをもってこい」と言われてる。
裏付けといっても、データの収集は容易ではありません。
誰もなしえなかったことだったり、あるいは実践しても外に出したくないノウハウだから、世の中に情報やデータがおいそれとあるわけはないのです。
なかなか裏付けが集められないと「あいつは口ばっかりで使えない」とまですら言われて、あまつさえ提案をやらせてもらえずモチベーションが下がっているのに、その上マイナス評価。
それはだれも提案しなくなるのは当たり前。
私がいくつかの企業とお仕事をさせていただいた経験からいうと、それは友人の会社に限ったことではないと思います。
私が、前の会社を辞めたのは、同じように会社を変えることの難しさをひしひしと感じたからです。
新卒で入社した会社は大手メーカーでした。
新人の私の目から見ても、私が所属していた組織は業績を伸ばすどころか維持することすらできず、疲弊していました。
大企業ですから、やりかたはまどろっこしく保守的です。
新人で生意気だった私としては、おかしいと声を大にして叫ぶわけですが、なにしろどうしたら課題を解決できるのか、その手段がわからない。
そもそもその課題は根本的な課題なのか、それを改善すればすべてがうまくいくようになるのかがわからない。
周りを見渡しても、製品・サービスのプロはいても、組織を変える方法を知っている人はいません。
私は、コンサルティングファームに転職し、そこで、いくつものプロジェクトに携わりました。
正しい課題抽出の仕方、その課題に対するソリューションの導き方、実践にあたって周囲の人を巻き込むマネジメントのあり方、異なる考え方を持った人とのディスカッションを有効にまとめ上げるための手腕。
私がコンサルティングファームで学んだことは、まさに会社を変えるためのフルパッケージであったと言えます。
とはいえ、個人のレベルで巻き込むことができる範囲はたかが知れているのが現実です。
どんなに高度なスキルを身につけても、個人が会社を変えることは容易ではありません。
そもそも、会社や特定の組織において個人がとりうる立場は、
トップダウン:経営層(あるいはある程度の規模の組織の長)になって、自分の裁量で改革を実行する。のいずれかです。
ボトムアップ:自分自身がスキルアップして(上記の4を身につけて)、自分の影響を及ぼすことができる範囲から手をつける
さらに私個人の経験から言えば、改革がうまくいくための条件として
1)組織横断的な専任の改革担当部門を設け、現場レベルの担当者から経営層までを巻き込んだ仕組みにすること。などが必須であるように思います。
2)責任の所在を明確にし、経営層のコミットメントを確約すること。
3)人材の確保を含め、必要な投資を惜しまないこと。
4)必要なスキルを持った人材を投入すること。(内部調達でも外部調達(=コンサルティングファーム等)でも構わない)
この成功の条件をそろえるためには、大企業の場合、トップダウンアプローチでなければ困難でしょう。
(ボトムアップ的に組織のピラミッドの下層の人間が、「周囲の人間の巻き込み」「組織横断的」「コミットメント」などの条件を揃えられるべくもありませんから。)
これが、ある程度組織のサイズが小さくなってくると、自分が4の条件さえ満たせば個人レベルでも会社を変えることは可能です。
自分の影響を及ぼすことができる範囲と会社(組織)の規模がニアリーイコールだからです。
したがって、タイトルにあるように、「個人が会社を変えることは可能か?」という問いに対しては、「限定的に可能」というのが結論です。
つまり、次の2つの選択肢のいずれか、です。
A)大企業で粘って自分が経営者になる
B)自分が影響の及ぼすことのできるサイズの規模の組織を作る/見つける(=大企業から離れる)
私は結局、選択肢Bを選ぼうとしています。
新卒で入社した会社を辞め、コンサルティングファームに転職することを決意した日の「会社を変えたい」という思い。
選択肢Aを選んで、ゆっくり時間をかけて会社を変えることよりも、自分の手の届く範囲で、会社や組織、社会を少しでも変革し、その新しい風をそよがせたい。
それが私の結論であり、茂木健一郎氏のいう「批評家」を脱して自分が「実践者」となるための私なりのやり方です。
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